【お試し部屋のグイナ】後編
この店が人気を博すもう一つの理由。 それはやや高めではあるが貸出料を払えば、店内で品物が試せることだ。 使うことで壊れてしまうものは無理だし、自らの身体を使う──いわゆる本番の行為もダメだが、薬や張り型などはまずど …
この店が人気を博すもう一つの理由。 それはやや高めではあるが貸出料を払えば、店内で品物が試せることだ。 使うことで壊れてしまうものは無理だし、自らの身体を使う──いわゆる本番の行為もダメだが、薬や張り型などはまずど …
ラカン城下の一等地、大きな表通りに店を構える有名な薬屋がある。 20年ほど前に、体力回復、滋養強壮に効果抜群のグイナミン液を売り出してから、どんどん売り上げを伸ばし、今でもその勢いは衰えることを知らない。 その店主 …
- 1 - 神秘的な青みを帯びた銀の髪、空色に近い青の瞳と、透明感のある白い肌。 リジンの原初の民の証と言われる三つの色を彼は確かに持っていた、けれど。 髪は銀に混じる青色が白すぎるせいかくすんだ銀灰色で、明るいは …
休憩時間は二時間だけ。 続くお披露目の儀までの僅かな時間に、初めて男を受け入れたレイエはあまりのことに呆然自失のままだった。 二時間の間、誰かのペニスが必ず入っていたし、乳首はさんざん弄られて腫れ上がり、ペニスは勃 …
案内されたのは、王の寝室だった。 初めて入る自分の寝室は、今までいた館の部屋よりかなり大きい。部屋数も多く、ベッドも奥の部屋にあるのか、入ってすぐには見あたらなかった。 「こちらの扉は湯殿、あちらが洗面所……」 リ …
ラカンにおいて、そして亡国リジンにおいても、16歳という誕生日は特別な物だ。 その日をもって子は成人したと見なされて、全ての権利が与えられると共に、全ての義務も課せられる。それは、親や国の庇護下を離れ、自らが国のため …
月日が経つのが早かった。 嶺江がラカンに捕らわれてから二度目の誕生日が過ぎ去った。ラオールが嶺江と共に暮らすようになってからだと1年半だ。 最初はともに学ぶだけだった暮らしが、次第に教師の代わりに教えることも多くな …
新しい学友を得た次の日、嶺江はいつものように起床後の日課をこなしていた。 ガジェの指示で使う道具が変わることはあるけれど、やるべき事は基本的には変わらない。体の隅々まで観察してもらい、アナルの中を洗浄液が透明になるま …
嶺江にとって、ガジェの言葉は絶対だ。 ガジェの数多の躾が、本来ならば行われるはずのないほどに淫猥なものだと気が付いていたとしても、だ。 6ヶ月間浣腸され続けてきた身体は、もう浣腸しないと排泄できない。 極太の糞便 …
お腹が限界まで張っていた。 鈍痛だった痛みは、今はもうきりきりと鋭くなって嶺江を責め苛む。 「もう良いでしょう」 頭上高く振ってきた言葉に、嶺江は安堵の表情を浮かべた。 「あ、あああっ……」 全裸で四つん這いにな …
嶺江が暮らす部屋には二つの扉があった。その一つは外の廊下へと続いているらしいが、もう一つは、隣室のガジェの部屋へ繋がっていた。 その扉は普段は鍵がかかっている。だが、毎朝嶺江が起きる頃に開放されて行き来が可能になるの …
リジンの城が焼け落ちた日から二週間、リジン国第五王子 嶺江(レイエ)は、誰とも口を利いていなかった。 陣屋と呼ばれた簡易宿泊所の一室に、長兄以外の兄たちと閉じこめられた次の日、早朝にその部屋から嶺江だけが引きずり出さ …
風南のエピローグ編 「奥方様、旦那様がお戻りになられました」 忠実なるマサラの執事ムルナの言葉に、風南は「はい」と小さく頷いて返した。 その身を纏う長いドレープのある薄い白の衣は、ゆったりと覆ってはいるけれど、その薄 …
昨日までの嵐が嘘のように澄み切った青空が広がり、風が緑の清涼な香りを心地よく運ぶ。 ラカンでは、祝いの儀式が雲一つ無い晴天であれば、それは神に祝福された証だと言われていた。 一度決めた祝いの日程は、よほどのことが …
【居場所-カザナ(樹香)編】 ※RAKANの風南編にて掲載しています【居場所】の樹香がカザナの身体に入ってしまった話。 女体化、♂×♀風、陵辱等々につきご注意ください。また、樹香の話ですが、カザナの身体なので風南編に …
この国に風南が捕らわれて三年の月日が経っていた。 風光明媚な庭を持つ城の、ごく僅かの範囲しか知らない風南だが、ラカンの季節も美しいと感じる余裕ができていた。 最初の時ほど客が来ることもなく、その分接待役としての責務 …
風南がグラネーデに来てから、すでに四日が経っていた。 毎日毎日どんなに頑張っても、1万エニー──宿泊費を貯めるのがやっとだ。 しかも、日が経つにつれ物珍しさが無くなってきたのか、人もなかなか集まらなくなっていた。 …
「少し、お金を儲けることの大変さを学ぶべきだね、カザナは」 高価な食材や食器を無駄にしてしまった風南を見下ろして、マサラが冷たく言い放った。 大切な客に出すために準備していた物だけど、それまでさんざん犯されて足腰に力 …
カザナが性奴となってから、一年が経った。 その間カザナを犯したペニスの数は、一年の日数より多い。産み落とした卵や絞り出した乳を味わった人間も、数限りない。 相変わらず膣だけはマサラのものだが、その他の部分は誰もが利 …
風南の乳首は、本当はもっと大きいのですが、今のところこのサイズが限界でした。 ++++ 「カザナ」 珍しく昼間に風南の前に現れたマサラは、ラカン風の発音で風南を呼びつけた。 もう耳に慣れてしまったその発音に、風南はお …