【Animal House 迷子のクマ】 8
10 壁にもたれて床に座り込んだまま、檻の中のクマを観察する。 小屋と呼ばれるこの部屋は、通常の部屋の中に檻が設置してあって、俺が今いるのはその檻と部屋の壁の間の狭い空間だ。 そこから見えるクマは、打ちひしがれてい …
小説現未来
10 壁にもたれて床に座り込んだまま、檻の中のクマを観察する。 小屋と呼ばれるこの部屋は、通常の部屋の中に檻が設置してあって、俺が今いるのはその檻と部屋の壁の間の狭い空間だ。 そこから見えるクマは、打ちひしがれてい …
9 処刑風景と、その後に続いたディモンの鞭打ちにひどく怯えていたクマは、その夜はかなりうなされて熟睡できなかったようだった。 途中から安眠剤を処方してようやく眠れたようで、どうなることかと思ったが次の日起きたときには …
7 身体が動くたびに汗が飛び散った。 クマを介して反対側にいるディモンも同様で、その逞しい腕に浮かんだ筋肉に沿って、汗が流れて飛び散っている。 再開してから手早く十発、二人の間にいるウマは意識は未だ薄く、打たれても …
5 震える声で数える姿に、俺はニヤニヤと笑いながら鞭を振るっていた。 その声はクマのもので、ディモンの提案で、クマが回数を数えることになったのだ。 ディモンの顔にも笑みが浮かび、振るう鞭は軽く宙を舞う。 もっとも …
4 始めてクマを犯してから、もう何度犯したことだろう。 尻穴での快感を覚えさせるためという、確かな調教過程なのだが、こいつの尻の具合があまりに善すぎて、玩具で犯すなどもったないと思ってしまったのだ。 ペニスを銜えさ …
3 きっかり一時間後、床に横たわったクマの尻からバイブを引きずり出した。 「う、く……」 小さく震えて、治療中でさえぴくりと動かなかった身体が震えた。だが、目覚めるまでにはいかなかった。 続けての調教は心身もにダメ …
2 檻から連れ出そうとしたときに一悶着はあったが、こういうときほどディモンのパワーが役に立つ。 白バニーと離されるのを嫌って暴れたクマとはいえ、しょせんは荒事などとは無縁のおぼっちゃま。足を強く蹴られ、痛みに蹲ったと …
癒やしのペットを提供するAnimal House。そこに似てない双子の兄弟が入荷した。 訳ありな双子のうちの大きい一匹「クマ」が敏腕調教師ゲイルで、小さい方はその仲間が担当とすることになり。 その「クマ」とゲイルのラブ入 …
【アベーレの裏切り】後編 Animal House-ライオン編スピンオフ 結局達かせられるまでには到らなかったアベーレは、ぜいぜいとようやく取り戻した呼吸の中で絨毯に手をついて肩を揺らしていた。 しなやかな背が大きく …
Animal Houseのライオン編の番外、作中に出てきたアベーレの話になります。 今回Animal Houseの話ではありませんが、カテゴリは同じにしています。 ライオン編のレオーネを裏切ったアベールが彼を裏切った理由 …
アニマルハウスと呼ばれるここは、客の相手をするアニマルと呼ばれるコンパニオン達にとって地獄にも等しい。 全てが管理されている狭い世界で、人としての全ての尊厳を剥ぎ取られてしまうのだから。 衣服を許されず、名付けられ …
アニマルと呼ばれるコンパニオンがお客の相手をする館。 客が連れてきたアニマル候補を調教することもある。 今度のアニマル候補は、ライオンだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 鈍い頭痛と節々の痛みを自覚 …
アニマルペット達が客を癒やすコンパニオン・ハウスで、オプション専用として働くコウマの話。 コウマはまだ赤ん坊だから、たくさんのミルクが必要です。 近親相姦入りますので、苦手な方はご遠慮ください。 Animal …
ソファにゆったりと座るリィの腰をまたぎ、その肩に手を乗せて向かい合わせで腰を振る。尾付きの張り型のおかげで挿入は楽だったけれど、枷をされている膝では上下運動はできない。 足と腕の力とソファのクッションの弾みだけで軽く …
大きなペニスを口の中で育てる。 使い込まれたそれは、ウサギの口内で硬く太く、喉の奥まで犯していく。昔子供の頃、大人の男のグロテスクな持ち物と、自分のささやかな代物とを比べて、その差に驚いたことがあった。自分も大きくな …
「っ……い、らっ……しゃぃ、ま、せ……」 「いら……しゃいませ……ぇ……」 「あ、ひ…………ませ……」 深く、磨き抜かれた木目の床に額が付くほどに頭を下げて、客を迎える。けれど迎える声はか細く震えており、中には嗚咽や喘 …
「三坂さん、この前さぁ、クリスマスのプレゼントの欲しいもの考えとけって言ってたよね?」 そんなことをシイコに言われて、俺は調合の手を止めて振り返った。 正月休み分のまであるから、さっきからひたすら作りまくっているのだ …
【テル Side】 「テル? なんか、暗いな。どうした?」 帰ってきた須崎が、開口一番呟いて、俺の顔を覗き込んできた。 「……別に」 吐息が触れただけでぞくりと肌が粟立つほどに調教された身体は、須崎の匂いにだって反応 …
【シイコ Side】 底なし沼のようなこの淫蕩で欲に支配された本能ばかりの世界に、嵌まり込んだ者がとるべき道はいくつかあると俺は思っている。 そして、俺は沼の底から這いだして、テルは今も最下層から出られずに藻掻き続け …