【檻の家】その後

 目覚めた敬一を待っていたのは、乾ききった体液で汚れた自分の体と床だった。  特に尻の下には、大きな痕が残っている。  それが、体内から取り出されたたくさんの精液の痕だとは、もうその頃には意識が飛びかけていた敬一には判ら …

【檻の家】(3)

 初めてペニスを受け入れ、刺激に熱を帯びた肉を、加藤のペニスが容赦なく最奥まで貫き、激しい抽挿を繰り返す。  激しい水音が室内に淫らに響く間も、乳首も首筋も腰も、そして手綱を結ばれたペニスを弄ばれた。  逆らうことを諦め …

【檻の家】(2)

 恐怖に動けない体に男達がのしかかる。  蒼白になり総毛だった肌に舌がいくつも這う。  腕や足に、乳首からヘソ、そしてさらに下へと舌が進む。  さすがに、三枝の舌が陰毛をかき分けながらも下に進み始めた時には、暴れたけれど …

【檻の家】(1)

 不景気になっている話を知らなかった訳ではない。  大学の修士課程にいる敬一には就職先の問題はあったけれど、見つからなければ院に残って研究を手伝え、と教授に言われているから、そこまでせっぱ詰まっていなかった。  だが、そ …

デートの楽しみ 後編

デートの楽しみ 後編です。前編でいろいろあった亮太が春樹に問い詰められます。 「それで、あのとき、どこでどうしてたっていうのかな?」  にこりと笑っている笑顔はいつもと変わらないが、春樹が怒っているのが判る。だから、たま …

デートの楽しみ 前編

シリーズ「歪んだ絆」の春樹と亮太のデートのお話。 他者による陵辱(挿入無し)シーン有り。服従とお仕置き、言葉責め。春樹への亮太の依存度マックス。 (観梅より前(若干変更ありですが、観梅の中にある過去の喧嘩シーンの一部はこ …

贈られた言葉 後編

「亮太、どうした?」  窓の上部両側から延びた金属の棒と結わえた背後の腕の拘束だけで立たされたまま、窓に身体を預けて、ぐったりとしている亮太を抱き起こす。 「ん、う……」  小さな呻き声だけが零れるが、それでも亮太の意識 …

贈られた言葉 前編

※別荘、拘束、精神調教、薬、命令、犬扱い、高藤家の支配※     この別荘で、亮太が一番好きな場所は一回の大広間にある暖炉前だった。  壁にある煉瓦造りの大きな暖炉の中で薪が鮮やかな朱を瞬かせ、踊るように火の粉が薪の周辺 …

【熱いプレゼント 前編】

「ねぇ亮太、これ、俺からのクリスマスプレゼント。素敵な物がいっぱいあったから、全部買っちゃってさ。でも、絶対どれもこれも亮太に似合うと思って。ねぇ、着てくれるよね?」  にこりと、満面の笑顔を浮かべて話しかけてくる高藤春 …

【観梅の宴】

 高藤の家は恐ろしい場所だ。  亮太は、あの広大な屋敷が視界に入るだけで、あそこで行われている行為を思い出し、恐怖に震えが止まらなくなる。  あそこには、亮太の父と兄がいて、二人が嫌いなわけではないけれど。 「行ったら二 …

【熱いプレゼント 後編】

「コートを脱がないと。いくら気に入っているっていったって、さすがに店の中でコートを着ている人なんて誰もいないよ」  その言葉に、亮太の手がおずおずと動く。  亮太達がやってきたのは通い慣れた玩具の店ではあったけれど、店内 …

【捨てないで 後編】

  広いバスルームで、四つん這いになって春樹に口で奉仕する。  さっきまで亮太は春樹の手のひらで泡だらけにされていた。  ようやくキレイになった──と春樹が流してくれるまでずっと、全身を愛撫され続けていたのだ。  薬の効 …

【捨てないで 前編】

 真木亮太(まき りょうた)が高藤春樹(たかとうはるき)に出会ったのは、実兄の婚約者との顔合わせの時だ。  彼女が連れてきた家族の一人が、同い年の春樹だった。  その時は、明るい人当たりの良いヤツ、と思っただけだったけれ …

【春樹と亮太 後編】

「可愛い子。ちゃんと迎えに出られたんだね」  亮太はエレベータホールまで迎えに来ていた。  最上階まで上がったエレベーターを出て、左に一部屋しかないフロア。  そのエレベーターの扉がひらいてすぐに亮太の姿を見つけた春樹は …

【春樹と亮太 前編】

  高藤家の三男 春樹(たかとうはるき)は、高三の初冬から一緒に暮らしていた真木亮太(まきりょうた)と共に実家を出て、都内の10階建て単身者用マンションの最上階に居を構えた。  地階には駐車場。   1階はコンビニとエン …

【地獄への穴 (3)】

スカトロ描写有り   浣腸による疲労を訴える純一を、啓治は休ませはしなかった。  それどころか、自らのペニスにのみ潤滑剤を注いだ直後、一気に純一のアナルを貫いたのだ。 「ひっ、いあ──っ、ぁぁっ」  激しい痛みが脳髄にま …

【地獄への穴 (2)】

スカトロ描写あり   身体が熱い。  サウナの中にでもいるような、ねっとりとした熱気が肌にまとわりつく。  これは夢の中だから、目覚めれば良いのだ、と判っているのだけど。  意識は薄闇の中から抜け出そうとしない。  身体 …