【Animal house】(3)
ソファにゆったりと座るリィの腰をまたぎ、その肩に手を乗せて向かい合わせで腰を振る。尾付きの張り型のおかげで挿入は楽だったけれど、枷をされている膝では上下運動はできない。 足と腕の力とソファのクッションの弾みだけで軽く …
ソファにゆったりと座るリィの腰をまたぎ、その肩に手を乗せて向かい合わせで腰を振る。尾付きの張り型のおかげで挿入は楽だったけれど、枷をされている膝では上下運動はできない。 足と腕の力とソファのクッションの弾みだけで軽く …
大きなペニスを口の中で育てる。 使い込まれたそれは、ウサギの口内で硬く太く、喉の奥まで犯していく。昔子供の頃、大人の男のグロテスクな持ち物と、自分のささやかな代物とを比べて、その差に驚いたことがあった。自分も大きくな …
「っ……い、らっ……しゃぃ、ま、せ……」 「いら……しゃいませ……ぇ……」 「あ、ひ…………ませ……」 深く、磨き抜かれた木目の床に額が付くほどに頭を下げて、客を迎える。けれど迎える声はか細く震えており、中には嗚咽や喘 …
「三坂さん、この前さぁ、クリスマスのプレゼントの欲しいもの考えとけって言ってたよね?」 そんなことをシイコに言われて、俺は調合の手を止めて振り返った。 正月休み分のまであるから、さっきからひたすら作りまくっているのだ …
こんばんは、お久しぶりです。 「披露宴」 ある男に見初めらた青年は、披露宴に新婦として連れてこられた。 闇に住まう男達の披露宴で、新婦として身も心も貶められて……。 キリリクは残念ながら申告が無かったので、無し …
優司の母へのお年玉である歌舞伎観劇旅行。それに、秀也の母親も一緒にいくことになっていて…… 疲れた体を引きずって家に帰り着いた途端に鳴った携帯電話。 その画面に表示された名に、無表情だった顔に笑みが浮かんだ。 「秀 …
「で、これがそのメールって訳ね」 受け取った資料を、誠は訪ねてきた梅木に渡した。 梅木は、笹木を滝本の家まで送っていった後、誠の家までやってきたのだ。 「そうなんだ。けっこうつっこみどころ満載みたい。統計は専門外だけ …
年に一度企画されるミーティング。参加のために工場に向かおうとした秀也は、冷気を纏う男と会ってしまう。秀也の受難、陵辱、リバ。 外人が多いな。 工場に向かう飛行機に乗り込んだ時、笹木秀也は違和感に気が付いた。 いつ …
電話で依頼された資料。 了承するのは簡単だった。──否、拒絶できなかっただけのことだから、簡単も何もないだろう。 本来なら、時間や手間を考えれば絶対に拒否すべき依頼だったのだが、営業が一度了承してしまったものをこち …
今日の夜空は、雲一つ無い星空だと、天気予報が知らせていた。 だが、もはや深夜と言って良い時間でも、瞬く星を見ることは叶わない。代わりに原色系のネオンが空を明るく照らす。 それでも、と目を凝らした笹木秀也だったが、視 …
お年玉って……。 完全に忘れていたが、そういえば今はお正月なのだ。 甥達にすら渡していないこともついでに思い出して、優司はきつく顔をしかめた。 「お年玉って……新札だよな……っつうか、千円札そんなにないぞ?」 母 …
落花流水:散る花は流水にのって流れ去りたいと思い、流れる水は落花を乗せて流れたいと思う相思相愛の様 正月は寝正月。 新しい年を迎えても、それだけはいつもとは違わない。 人肌の心地よさに、部屋の中が明るくなっても滝本 …
【熱海】 秀也と雅人の過去話 賑やかで明るくて元気な女性だった。 40歳代だろうか? 女性に年を聞くなど野暮ったいことはしないから、それは推測でしかない。 ただ、開店と同時に若い女性を伴って現れては、閉店まで居座 …
優司が手にした写真から、秀也の大学時代の話へ。 雅人との出会い 「この写真……?」 それは偶然だった。 滝本優司が出張がてら恋人である笹木秀也の家で泊まって、暇つぶしのようにその辺りの本を物色していた時のこと。 「何 …
【優司君の隠し事】 ? 極日常的な朝に届いたメールは真実? 秀也の不安が募る。 「え?」 そのメールについていた添付ファイル。 いつものように起動する。 いつもの手順は、だがその小さな叫び声でぴたりと止まった。
【優司君のお引っ越し騒動記】 ? 「してよ」「CROSS」「柊と薊」友情出演。30歳になると会社が契約しているコーポを出なければならなかったのに……。 3月に入ったばかりの暖かい日。 仕事から帰った滝本優司の元にか …
【恐怖の一夜】 ?2万HITお礼SS。恐怖の体験 ? 道に迷った。 滝本優司が呆然と地図を眺める。 彼は、もともと方向音痴の気はあったのだが、うっかりどこかで違う道に入り込んでしまったらしい。
【想う心】 ? 優司の悪夢の4日間。ようやく訪れた二人の甘い休暇のはずが…… 疲れた。 ううう。ほんとに疲れた。 優司は帰ってくるなり、畳の上に座り込んだ。 時計は12時を指している。水曜日から木曜日に変わった …
【守護すべきもの】 ? 雅人のちょっかい 『バレンタインデイに何か欲しいなあ』 いきなり電話でそう言われて、優司は座っていた椅子からずり落ちそうになった。 「な、何でっ!」 電話口に向かって叫ぶ。