「ひっ、ひやぁ——っ」
悲鳴とも嬌声ともつかぬ声が、薄汚れた廃工場に響く。
繰り返し、繰り返し、際限のない行為に疲れ果てても、それはまだ続く。
「や、も……ゆる、てっ!」
どんなに許しを請うても、背後の支配者となった男は嗤うだけ。Read more“どんな場所でも良いらしいな (3D)”
【水砂 虜囚】(3)
入り口から現れたのは、味方ではなかった。 半身に血を纏い、抜き身の大ぶりの剣をぶら下げたルクザンは、悪鬼のごとく形相をして、ずかずかとミズサに近寄った。 その手が、ミズサがその場に固定していた枷を外す。 連れて行 …