【楼寿 淫鬼の僕(しもべ)】後編
静かな山奥にバイクの音が響き、ほとんど朽ちた小屋のところで止まった。 ヘルメットを取った隆紀は、バイクをそこに止めたまま、その小屋の中に入り込む。 一年使われなかった小屋は、埃が積もり、新たに破れた壁からたくさんの …
静かな山奥にバイクの音が響き、ほとんど朽ちた小屋のところで止まった。 ヘルメットを取った隆紀は、バイクをそこに止めたまま、その小屋の中に入り込む。 一年使われなかった小屋は、埃が積もり、新たに破れた壁からたくさんの …
「うっ、ふっ、くっ、う、ゃぁっ」 「くっ、んっ」 突き上げられる度に零れる吐息が、淫らな熱気に絡みつき、狭く薄暗い空間を支配していた。 埃が舞い、虫の死骸や枯れ草が砂に交ざる場所で、ねっとりとした熱い湿気が絡みつき、 …
続きまして、四十八手のその3も更新しました。 今回は拍手コメント経由で頂きましたネタで「お散歩」です。 今回は、参加者視点です。 本日、つい先ほども新しいネタをいただきました。 ありがとうございます?。 憂も楽しそうなシ …
「い、あぁぁぁぁっ、はっ、あああふぁっ」 悲鳴を上げたいのだろう。けれど、それはどう聞いても艶めかしい喘ぎ声でしかない。 細身とはいえ確かに男で、最初はこんなんで欲情するかと思ったけれど。今では、並の女よりこいつが良 …
こんにちは 本日は、短編のThe Gift from the Createrの続編をUPしました。 3話は主人公 隆治で、4話はミサトの話になります。 相変わらずの鬼畜・変態っぷりの隆治と、ますますドツボにはまっている …
SS用ブログにて更新中の四十八手 その2をアップしました。 短くサクサクと、と思っていたのですが、少し長くなってしまって。ちょっと時間がかかってしまいました。 ところで、憂のお願いレターにより、ただいまお二人の方から案を …
こんばんは 暑い日々が続きますが、みなさまお風邪など召されてませんか? いや、なんだか私の周りには風邪引きが多い者で……。 雨も局地的に降らずに、まんべんなく適宜降ってくれれば良いのに、と思う今日この頃です。 さて、以下 …
こんばんは 今夜の更新は、お久しぶりですが海音です。 新作にふらふらと浮気をしていたのですが、そろそろ書き上げねばという気に最近なっていて。 ようやく書き上げました。 カルキスに捕らえられてから二年目。節目となっておりま …
案内されたのは、王の寝室だった。 初めて入る自分の寝室は、今までいた館の部屋よりかなり大きい。部屋数も多く、ベッドも奥の部屋にあるのか、入ってすぐには見あたらなかった。 「こちらの扉は湯殿、あちらが洗面所……」 リ …
ラカンにおいて、そして亡国リジンにおいても、16歳という誕生日は特別な物だ。 その日をもって子は成人したと見なされて、全ての権利が与えられると共に、全ての義務も課せられる。それは、親や国の庇護下を離れ、自らが国のため …
月日が経つのが早かった。 嶺江がラカンに捕らわれてから二度目の誕生日が過ぎ去った。ラオールが嶺江と共に暮らすようになってからだと1年半だ。 最初はともに学ぶだけだった暮らしが、次第に教師の代わりに教えることも多くな …
新しい学友を得た次の日、嶺江はいつものように起床後の日課をこなしていた。 ガジェの指示で使う道具が変わることはあるけれど、やるべき事は基本的には変わらない。体の隅々まで観察してもらい、アナルの中を洗浄液が透明になるま …
嶺江にとって、ガジェの言葉は絶対だ。 ガジェの数多の躾が、本来ならば行われるはずのないほどに淫猥なものだと気が付いていたとしても、だ。 6ヶ月間浣腸され続けてきた身体は、もう浣腸しないと排泄できない。 極太の糞便 …
お腹が限界まで張っていた。 鈍痛だった痛みは、今はもうきりきりと鋭くなって嶺江を責め苛む。 「もう良いでしょう」 頭上高く振ってきた言葉に、嶺江は安堵の表情を浮かべた。 「あ、あああっ……」 全裸で四つん這いにな …
嶺江が暮らす部屋には二つの扉があった。その一つは外の廊下へと続いているらしいが、もう一つは、隣室のガジェの部屋へ繋がっていた。 その扉は普段は鍵がかかっている。だが、毎朝嶺江が起きる頃に開放されて行き来が可能になるの …
リジンの城が焼け落ちた日から二週間、リジン国第五王子 嶺江(レイエ)は、誰とも口を利いていなかった。 陣屋と呼ばれた簡易宿泊所の一室に、長兄以外の兄たちと閉じこめられた次の日、早朝にその部屋から嶺江だけが引きずり出さ …
風南のエピローグ編 「奥方様、旦那様がお戻りになられました」 忠実なるマサラの執事ムルナの言葉に、風南は「はい」と小さく頷いて返した。 その身を纏う長いドレープのある薄い白の衣は、ゆったりと覆ってはいるけれど、その薄 …
一度、二度。 鬼の精液は多量で、そしてその性欲は簡単には尽きない。まして、羽角はその性欲を限界まで溜めているから、一度始まってしまえばその性交は一昼夜を問わず続けられて、貴樹の腹をぼっこりと膨らませるまで注いでも、 …
灼熱の奔流が体内で弾けた。 もう声が出ない憐の体から、ずるりと太い楔が抜けて、それに支えられていた体ががくりと崩れ落ちた。 頬に触れる畳の感触がやたらに湿っぽい。涙と汗と、そしていろいろな体液が滲んでいるのだと、今 …
瞬く間に服を脱がされ、全裸で俯せにされた。 この部屋はあちらこちらに仕掛けがあって、畳の一角を開ければ手足を拘束する枷があった。それに拘束されたせいで、尻は高く掲げたまま、何もかもを羽角と綱紀に晒している。 その姿 …