【嶺江の教育 3年目 全ての始まり(3)】
休憩時間は二時間だけ。 続くお披露目の儀までの僅かな時間に、初めて男を受け入れたレイエはあまりのことに呆然自失のままだった。 二時間の間、誰かのペニスが必ず入っていたし、乳首はさんざん弄られて腫れ上がり、ペニスは勃 …
休憩時間は二時間だけ。 続くお披露目の儀までの僅かな時間に、初めて男を受け入れたレイエはあまりのことに呆然自失のままだった。 二時間の間、誰かのペニスが必ず入っていたし、乳首はさんざん弄られて腫れ上がり、ペニスは勃 …
案内されたのは、王の寝室だった。 初めて入る自分の寝室は、今までいた館の部屋よりかなり大きい。部屋数も多く、ベッドも奥の部屋にあるのか、入ってすぐには見あたらなかった。 「こちらの扉は湯殿、あちらが洗面所……」 リ …
ラカンにおいて、そして亡国リジンにおいても、16歳という誕生日は特別な物だ。 その日をもって子は成人したと見なされて、全ての権利が与えられると共に、全ての義務も課せられる。それは、親や国の庇護下を離れ、自らが国のため …
月日が経つのが早かった。 嶺江がラカンに捕らわれてから二度目の誕生日が過ぎ去った。ラオールが嶺江と共に暮らすようになってからだと1年半だ。 最初はともに学ぶだけだった暮らしが、次第に教師の代わりに教えることも多くな …
新しい学友を得た次の日、嶺江はいつものように起床後の日課をこなしていた。 ガジェの指示で使う道具が変わることはあるけれど、やるべき事は基本的には変わらない。体の隅々まで観察してもらい、アナルの中を洗浄液が透明になるま …
嶺江にとって、ガジェの言葉は絶対だ。 ガジェの数多の躾が、本来ならば行われるはずのないほどに淫猥なものだと気が付いていたとしても、だ。 6ヶ月間浣腸され続けてきた身体は、もう浣腸しないと排泄できない。 極太の糞便 …
お腹が限界まで張っていた。 鈍痛だった痛みは、今はもうきりきりと鋭くなって嶺江を責め苛む。 「もう良いでしょう」 頭上高く振ってきた言葉に、嶺江は安堵の表情を浮かべた。 「あ、あああっ……」 全裸で四つん這いにな …
嶺江が暮らす部屋には二つの扉があった。その一つは外の廊下へと続いているらしいが、もう一つは、隣室のガジェの部屋へ繋がっていた。 その扉は普段は鍵がかかっている。だが、毎朝嶺江が起きる頃に開放されて行き来が可能になるの …
リジンの城が焼け落ちた日から二週間、リジン国第五王子 嶺江(レイエ)は、誰とも口を利いていなかった。 陣屋と呼ばれた簡易宿泊所の一室に、長兄以外の兄たちと閉じこめられた次の日、早朝にその部屋から嶺江だけが引きずり出さ …
月が無い夜だった。 『天人が住まう城』と彼方の国でも詠われる城が、猛火の中騒々しく崩れ落ちていく。 耳をつんざく城の悲鳴。 外壁が、ばらばらと崩れ落ちる。 巨大な漆黒の塊は、見つめる海音(カイネ)も何度も足を運 …