貴方というひと
見た目はそれほどでもないというのに、ダテの首に回された腕は十分に筋肉がついている。そんな事に今更のように気付いたのもつかの間、ダテはくすくすと耳元で楽しげに笑われて、抗議の視線を至近距離にある顔に向けた。
見た目はそれほどでもないというのに、ダテの首に回された腕は十分に筋肉がついている。そんな事に今更のように気付いたのもつかの間、ダテはくすくすと耳元で楽しげに笑われて、抗議の視線を至近距離にある顔に向けた。
?交点? – 2003-03-21 – 30万記念企画 リオ×ダテの嫉妬攻め。最近機嫌が下降気味のリオの苛つき解消相手はダテであった。 オリンポス、第11司令部ヘーイパイトス・デーミウールゴス( …
?宣言? – 2002-06-02 – 80,000HITキリリク きらら様 『エミ伯母様がダテちゃんを奪おうとするのを阻止しようとするリオのお話』 +++回路より2ヶ月ほど後のお話+++ 連絡 …
21 誰かが耳元で騒いでいた。 複数の声。 それが煩くて、ダテは顔をしかめた。 まだ、寝ていたいのに……。 「……テ…ゃん……」 聞き慣れた声なのに、それが誰か思い出せない。 「…だ、寝て…… 起きなければ… …
11 「簡単だろ?」 何が……。 躰に籠もった熱を吐き出さないと、いつまでたっても躰を支配する気怠さが抜けない。 「リオ……」 「何だ?」 「お願いですから……こんな時に二度とそういうことしないでください」 言葉だ …
?回路? – 2002-09-03 トシマサ・ダテ中尉は数m程先のデスクで画面を見入っている上官をぼおっと眺めていた。 士官学校を出てすぐに配属された工作艦カベイロスは、オリンポスの第二艦隊プロノイア・ア …
?接点? – 2002-06-21 – 【リオとダテのお話】 第11司令部ヘーパイトスの工作司令艦に配属されたトシマサ・ダテ少尉の話。ダテの新しい上官は、超絶美麗&超我が儘な男であった。 エロ無 …
2月13日の夜、ある決意のもとにフレッグが自宅に帰ると、そこには明日帰ってくるはずのカースがいた。さて、フレッグは何をしたかったのでしょうか? 作りたいもの 「嘘だろ……」 その日、一抱えもある荷物を胸に抱えて帰って …
シュリが働く店のマスター フレッグとその恋人(?)カースの逢瀬。会いたいけれど会いたくない。それは別れの悲しみに晒されたくないから。 1 「マスターっ!!」 あまりにも珍しいサンディのせっぱ詰まった声に、何事かと目をむ …
【翡翠色の穂波】?クロワッサン・ラブ? – 2002-10-30 – 見習いパン職人 シュリがいる店に客としてやってきた彼に、シュリは一目惚れをしてしまった。今は見ているだけでいいと思っていたのだ …
空白 レスタナがセイキに接する態度がジュネスのそれとは違うのがこの三週間ではっきりとわかってきた。何も判らないセイキにとって、レスタナこそが拠り所なのか、驚くほどレスタナの言うことには素直に従う。
戦神の継承 2001-11-13 ジュネスが初めての惑星外旅行に出かけた船が海賊に襲われて、捕らえられてしまう。 始祖 忘れられた星。 あまりに遠い場所に在った故に。あまりに極悪な環境故に。 忘れられた人々。 …
「あのさ……」 アキヤが言いにくそうに海人にすり寄ってきた。 「何?」 ソファに座って組んでいた足にまとわりつくアキヤを胡散臭そうに見据える海人は、ひどく冷たい声音で返す。 この署内でも知らぬ者はいないほどに熱々の …
「か、い、とっ」 「え?」 席について溜まっていた事務処理をこなしていた伊月海人は、背後から弾けるような明るい声で呼びかけられ、何事かと振り返った。 途端に目の前に色とりどりのリボンと包装紙に包まれた箱がいくつも差し …
10 殴られた事は判っていた。 意識が朦朧として体を動かすことはできなかったが、自分たちが敵の手に落ちたという自覚はあった。 どうしよう……。 ぴくりとも動かない体。 働かない頭。 額を伝う流れる感触に、出血 …
7 さっきまで熱く抱き合っていた。 アキヤの体は海人を抱きしめたくてしょうがないと叫んでいる。 なのに。 海人の表情に先ほどまでの泣き顔は見られない。 どこか冷たく感情の失った表情は、何を考えているのか感じさせ …
第三司令部【ヘーラ】 白亜の祈り ?闇の街から? 1 「うっ……ああっ……はあっ……あぁっ…っ!」 激しい運動に肺が荒く空気を求める。 体内で蠢く雄の器官に刺激を与えるために、激しく体を動かしているせいだ。 荒い …
軍の形態 1つの総司令部及び12の司令部と10の艦隊を保有。1個艦隊は約1500隻程度。一つの戦艦にはだいたい100人程度の乗員。(もちろん、艦の種類により違う) 各司令部に所属する人数は各司令部で違う。 ●第一司令部< …
はるか昔、地球が幾多の星を改造し、次々に進出した時代。同時に、そんな人々を守るために宇宙軍が存在していた。 そんな時代、あまりにも劣悪な環境であると判断されたある星域の開発が放棄されることになった。 しかし、大半の …