SSS:【目覚め プレゼント(三坂とシイコ)】
「三坂さん、この前さぁ、クリスマスのプレゼントの欲しいもの考えとけって言ってたよね?」 そんなことをシイコに言われて、俺は調合の手を止めて振り返った。 正月休み分のまであるから、さっきからひたすら作りまくっているのだ …
【甘受と諦観】(3)
【テル Side】 「テル? なんか、暗いな。どうした?」 帰ってきた須崎が、開口一番呟いて、俺の顔を覗き込んできた。 「……別に」 吐息が触れただけでぞくりと肌が粟立つほどに調教された身体は、須崎の匂いにだって反応 …
【甘受と諦観】(2)
【シイコ Side】 底なし沼のようなこの淫蕩で欲に支配された本能ばかりの世界に、嵌まり込んだ者がとるべき道はいくつかあると俺は思っている。 そして、俺は沼の底から這いだして、テルは今も最下層から出られずに藻掻き続け …
【甘受と諦観】(1)
【テル Side】 電車を降り、最寄り駅から自宅に向かう。 俺——桑崎輝彦にとって、昨年までは『自宅』とは安らげる場所であって、今早足で行き交う大半の人たちと同様に、自分もより早く帰られるようにと足早に家に向かってい …
【夜桜見物】(3)
勝手に達った罰として、シイコの身体に鞭を打つ。 襲う鞭から逃れようとするけれど、それが本気で無いのはモロバレだ。 「綺麗だぜ、シイコ」 月光を浴びた白い肌に、幾筋もの赤い筋。 振り上げた鞭が当たって舞い散る桜の花 …
【夜桜見物】(2)
店を早じまいにして、車で二時間。 楽しみは後に取っておこうと、車の中では遊ぶのは我慢して。可愛い奴隷が擦り寄ってくるのにいい加減我慢も限界の頃にようやく着いた。 長い道中の間、テルはあきらめ顔で、何も聞いていないだ …
【夜桜見物】(1)
シイコがいきなり花見に行きたいと言いだした。 しかも、「夜桜」が良いと。 「なんでまた急に?」 「だってぇ、月明かりの中でスルのって、すっげぇ綺麗で興奮しそうなんだ。それに桜ってエロくね?」 膝の上に座らせていたシ …
シィコの専用品
俯せになった俺の上で、いつも声を荒げる事などない陽介先輩が、息を乱し、獣のように唸っていた。 大学に行きだした俺、桑崎伸吾がたまたま見かけた木島陽介先輩は、ダサくて愛想がなくて、根暗なオタクっぽくて、最初は興味なんか …
須崎コレクション5
1時間かっきりの昼休み。 須崎の要求である、挿入して使い切ることのできる、たった一度の機会。 こっそりとトイレにこもって、つるりとしたローターをアナルに押し込んだ。 スイッチはダイヤル式で、回し始めたときだけ指先 …
須崎コレクション4
「……っ」 エレベーターのドアが閉まって、動き出したときのわずかな重力の刺激に、喉の奥が鳴る。 少し早い時間のせいか、幸いにも人がいなかったけれど。 「う……く……ふぅ」 もうここに来るまでの間、乳首から伝わる刺 …
ニップルピアス
仕事が忙しくて、須崎の呼び出しに応じられたのは、1週間近く経った日曜日の夜だった。 その割には機嫌の良い須崎が差し出したそれを受け取って、首を傾げる。 きらりと輝く磨きのかかったステンレスの花びらを持つ花は、可憐で …
Suzaki ディルドCollection
原寸大 須崎がにこやかに並べたディルドに、テルの顔は蒼白です。 もっとも、隣で見ていた三坂でも、それは無いだろうとは思うのですが、口には出しません。 そのお膝に尻丸出しで座っているシイコは、アンアン喘ぎながらも、楽しそう …
3D絵 目覚め
快楽の時が終わらない。 週に一度、男に犯される運命はもうどうしようもない、と、諦めてしまっていたけれど、この体に執着するもう一人の主人が現れてからは、陵辱されるのは毎日だ。 ギリギリと乳首を締め付けるネジ式のクリップ …