【淫魔 憂 DVD】 その後
こんなに急いた気分になったのは初めてだ。 関根は自分のパソコンを立ち上げる、その僅かな待ち時間にすら、苛付くのを抑えられなかった。 そのキーボードとディスプレイの間に置かれたメモ用紙には、さっき見ていたDVDの最後 …
こんなに急いた気分になったのは初めてだ。 関根は自分のパソコンを立ち上げる、その僅かな待ち時間にすら、苛付くのを抑えられなかった。 そのキーボードとディスプレイの間に置かれたメモ用紙には、さっき見ていたDVDの最後 …
窓の外の風景が変わり始めていた。 田舎町の田園風景から、ビルが立ち並ぶ街並みにと変化している。 それが見える窓に押しつけられ、憂はぐちゃぐちゃと肉を掻き回され、胸を揉みしだかれていた。 「やあ、そこはっ……あふっ」 …
深くうつむいた憂は、剥き出しの股間を見たくないとばかりに固く目を瞑っていた。うつろに呟く様子は、かなりの衝撃を受けたことを窺わせる。 「なんで、こんな……ひど……」 最初は、ただの痴漢だとタカををくくっていたのかも …
歓楽街の奥の奥にある寂れた場末のクラブに、関根はいつものように顔を出した。 薄汚さは相変わらずの、ヤクザの息のかかったこの店は、はっきり言って怪しいの一言に尽きる。実際、この店は酒を出す以外にも何でも取り扱っていた。 …