【淫魔遊戯四十八手 その5ー噴射ー】
※自然錠の後始末、とろろ、錠前切断、小スカ、排尿、射精禁止、自慰禁止、強制と暗示、憎悪※
淫魔四十八手の自然錠編を撮影後、解放を許されぬままに放置された憂は、部屋全体の片付けが終わるまでそのまま放置された。
もっとも憂は放置されていることはもちろん、すでに本編の撮影が終わっていることも気づいていない。
敏感な場所ほど赤く爛れた身体を時折ヒクヒクと身悶えさせ、苦しげに熱い吐息を零し。
けれど、動くにしても僅かなもので、ほとんど体勢は変わっていない。
さすがの淫魔も、浴びせられたとろろを拭き取る気力さえ無く、疲れ果てているようだ。
だが、あれだけ精を注がれた身体がすぐに回復すると踏んだ綱紀が構わなかったので誰も触れる者がいなかった。
ただ。
後は憂の周辺だけ、となって初めて。
とろろまみれのそんな憂の元に現れたのは4人のスタッフ逹だった。
撮影の間もいたスタッフ逹なのだが、時折いなかったこともある者達で、口元しか見えなくても若さが滲み出ている者ばかりだ。
黒のサングラスをかけた彼らは撮影の間もずっと無表情だったが、今も憂の姿を見ても表情は変わらなかった。
ただ淡々と自分の責務をこなす彼らは、今日のために綱紀の命で集められた者達だった。
けれど、彼らは自分の意志でここに来た訳でも、進んで作業しているわけでなく。
身体が命令されたとおりにしか動けないのだ。
綱紀配下の鬼達にほぼ拉致同然に連れてこられ、その力で身体を支配されたのだ。
強力な催眠術のようなものなのか、自分が何をしているのか判り、それがどんなに酷いことかも理解しているのに。
身体は自分の思い通りに動かない。
残酷な陵辱を見せられても、悲鳴を上げる意識とは裏腹に、興味のない置物でも見るように振る舞わさせられて。
そんな彼らは、みな大学生で。
しかも、憂の友人達だった。
だが、それを知らないのは憂だけだ。
彼らの方は目の前で、姿をけして心配ごとしていた憂が、こんな酷いことなっていることに驚き、何とかしようとはしていたが。
意識も理性も記憶もあるのに、身体は意志の力では動かせず、何もできないままに。
すぐに、それどころではなくなった。
彼らは順番に、担当を割り当てられた客が到着すると、客が待機する部屋に連れてこられ、それぞれ世話をするように言われた。
その時になると鬼の支配が緩み、言葉や感情が戻り、多少は自分の意志でも動くようになって。
これ幸いと逃げようとしたけれど。
客に殴りかかろうとしたけれど。
途端に、動けなくなった。
鬼や客の意に叶わぬことはできない暗示なのだと彼らが知ることはなく。反抗心を持つものをねじ伏せたい、という客の嗜虐思考なぞ思い及ぶわけが無く。
彼らは、撮影の手伝いとは別に、遊戯の時間だけで物足りない客達の相手もさせられたのだ。
彼らは誰一人として男を受け入れたことはなかった。
さらに、客達が求めるのは愛など皆無の、陵辱だ。
知らぬ身体に加えられる行為が、実は手加減されているとは知らないけれど。
そうでなければ、それだけで動けなくなっただろうけれど。
そんな作意があるなど想像だにできない苛烈な行為に、自分を取り戻して抗う彼らは怯え、拒絶する。だがその様は、それでなくても嗜虐志向の強い客達を楽しませ、十分に満足させて、撮影の短さを忘れさせるに十分だった。
まして、今日の客達はノンケの処女を犯すのが好きだから、当然だろう。
撮影前は客にその処女の身体をさんざんオモチャや手で弄ばれ、撮影中は憂を使って彼らの真の性癖をまざまざと見せ付けられ、撮影後はその恐怖も冷めやらぬ間に、欲が鎮まるまで遊ばれたのだ。
その身体は、今はもう傷だらけだ。
実際、彼らの顔色は悪い。
飲まされた鬼特性の薬や強壮剤が無ければ、立つことも適わないのだと、本人達は知らない。
まして、今の彼らはまた鬼の支配下にあって、疲れていても動かされるのだ。
だが、憂がされたように、アナルを犯され、乳首を苛められ、オモチャを与えられ、口に咥えさせられ、許しを得るためにさんざん卑猥な言葉で強請らされている間も。
淫らに男を誘い、イキ狂う憂の姿を見続けていた間も。
脳裏にはずっと、今の望まぬ行為の原因は憂のせいだと囁かれ続けていた。
特に、客に弄ばれられながら、憂の友達らしく嫌らしい身体だ、憂と一緒にいたから似たのだろう、と、直接揶揄されて。
傷つき疲れ果てた彼らにの中で膨れ上がったのは、原因である憂への憎悪だけだった。
その彼らが憂の傍らに並べたのは、ヤスリやノコといった工具類だった。綱紀より南京錠を切断するように言われたのだ。
三人が手足を押さえ、一人が工具を持ち、他方の手で南京錠を引っ張っると。
「ひぎっ、いあ、ああ、っ」
ゴゥギィ、グォギィ、と硬い鋼を削る刺激に憂が両目を見開き、喉から明らかな嬌声を上げた。
まだ達く憂に、4人の押さえる力が強くなる。
今は支配されて動いているはずだが、誰もそれに逆らってはいなかった。
一様に瞳が赤く染まり、いやらしく悶える憂にさらに残酷な刺激を与えたいと望み始めていたのだ。
無表情はずの彼らの口元に浮かぶのは、明らかに笑みだ。
ピアス穴を限界まで引き延ばすには切りにくいからだ。
ペニスを力いっぱい握り締めるのは、動くとやりにくいからだ。
ヤスリが乳首まで擦っているのは、憂が暴れるから。
股関節の限界まで足を開き、アナルに工具の取っ手を突っ込んでいるのは、流れるとろろが入らないようにするため。
そんな建て前が彼らの中にあって、そうするのは当然だとしか思えなかった。
一時間ほどかけて乳首の南京錠が解体され、さらに力を込めて太いペニスの南京錠が外れるまでの一時間。
憂の枯れ果てた声音での嬌声は、途切れることなく続いた後。
切断の刺激に勃起したペニスを直立させると、別の手が肉に馴染んだパールのオモチャを勢いよく引き抜いた。
その瞬間。
狂ったような絶叫とともに、腰を天に突き出して、多量の粘液が高く噴出した。
尿より粘性があり、重いはずのそれが、座った男達より高くあがる。
白目を剥き、口を開け広げ、舌を突き出して上げる悲鳴が息の限界まで続き。
ドクドクと噴き上がる粘液はいつまでも続き、最後には材質の違う白濁を何度も何度も噴き出して。
ガクンっと持ち上がった腰が崩れ落ち、ビクッビクッと大きく痙攣する身体から、今度チョロチョロと流れ出したそれは色が違っていた。
そのまま気絶していた憂が目を覚ましたのは丸1日以上経ってからで、痒みが完全に消えて正気を取り戻した時にはさらに一週間が経っていた。
だが、「痒み」イコール「快感」と認識した憂の身体は、痒みがある間いつも熱く火照り、疼き続け、正気を無くした身体は淫らに男を欲し続けた。
けれど、次回の撮影のために、と、回復のために自慰も含めて禁じられていたのだ。
だが、それでも狂気の中にある憂が男を求めさまよい、見つからなければ自慰に狂おうとするので、結局庭の四阿(あずまや)の中で四肢を大の字で拘束され、柵を据えて憂自身どころか他の誰も指一本触れられないようにされた。
その間憂は、唯一自由に許されていた排尿時に、勢いよく噴き上げることで、疼く身体を癒していて。
排尿する度に精液も吹き出す様は、毎度見物人ができるほどに格好の見せ物になっていた。
【五の遊戯 ー 噴射 ー 了】
淫魔遊戯四十八手
〈噴射〉分類:自慰
尿道を使った自慰。
尿道も性器の淫魔は、排尿で自慰ができます。
尿よりも刺激のある物質を入れて我慢させれば、排出のさいにさらに激しく感じることができ、淫魔にとっては至極の時となるでしょう。
お勧めお客様:尿道から膀胱まで使ったプレイがお好きな方。自慰をさせるのがお好きな方。