【狂 命令厳守】

【狂 命令厳守】

「その玉を全部入れろ」
「う……あ、はい」
逆らうことなど許されない黄勝からの言いつけは守るしかない。
大中小、いくつもの玉は、材質もさまざまだ。それを拾い上げては一つずつ挿れていくけれど、玉は大きく数が多くて
「あ、……はい……ない……」
泣いて許しを請うてもねそれを聞いてくれるモノはいなくて。
ただ身を捩りながら、必死になって限界まで玉を挿入していくしかなかった。
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「ひ、い……くるし……」
いくら玉を挿入しても、減らなくて。一つ入れれば、文字通りどこからともなく増えていく。一つ入れて二つ増えて。一番大きな重い玉を挿れれば、小さい玉が数十個増えた。
どんなにがんばっても減らない玉に、腹の中は重く、前立腺のところでごろごろと動く玉は、絶え間ない快感を伝えてくる。
「も、無理い……ひ……あ、許して……、ああ……」
とうとう突っ伏して値を上げたとたんに、黄勝が現れて。
罰だと言われて吊された。
「ひぁぁっ、く、くるし……背骨が、あぁぁっ、骨がっ」
両手両足が高く掲げられ、腰のところで背後に折りたたまれて吊されて、体は悲鳴を上げている。
かろうじて腰と腹で体重を支えているけれど、重い腹にはたくさんの玉が詰まっているのも相まって、苦しくて辛くて、身じろぐことも難しい。
「とせっかく挿れた玉が出てきそうだな」
「っ……うぁぁぁっ!!」  それでなくても一杯の尻に、大きなボールが連なった淫具を突き刺され、腹が一気に膨れあがる。
「そのまま悶えてろ」
  注がれた薬は狂の体を一気に燃え上がらせて。
無機質な淫具に弄ばれる、淫魔にとっての最高の罰は、いつまでもいつまでも続いたのだった。
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