【淫魔 憐 道具】
「い、あぁぁぁぁっ、はっ、あああふぁっ」 悲鳴を上げたいのだろう。けれど、それはどう聞いても艶めかしい喘ぎ声でしかない。 細身とはいえ確かに男で、最初はこんなんで欲情するかと思ったけれど。今では、並の女よりこいつが良 …
「い、あぁぁぁぁっ、はっ、あああふぁっ」 悲鳴を上げたいのだろう。けれど、それはどう聞いても艶めかしい喘ぎ声でしかない。 細身とはいえ確かに男で、最初はこんなんで欲情するかと思ったけれど。今では、並の女よりこいつが良 …
一度、二度。 鬼の精液は多量で、そしてその性欲は簡単には尽きない。まして、羽角はその性欲を限界まで溜めているから、一度始まってしまえばその性交は一昼夜を問わず続けられて、貴樹の腹をぼっこりと膨らませるまで注いでも、 …
灼熱の奔流が体内で弾けた。 もう声が出ない憐の体から、ずるりと太い楔が抜けて、それに支えられていた体ががくりと崩れ落ちた。 頬に触れる畳の感触がやたらに湿っぽい。涙と汗と、そしていろいろな体液が滲んでいるのだと、今 …
瞬く間に服を脱がされ、全裸で俯せにされた。 この部屋はあちらこちらに仕掛けがあって、畳の一角を開ければ手足を拘束する枷があった。それに拘束されたせいで、尻は高く掲げたまま、何もかもを羽角と綱紀に晒している。 その姿 …
まさか、自分がそんな目に遭うとは、用賀 蓮(ようが れん)は夢にも考えたことがなかった。 否──普通ならばそんな事を考えるなんて事はしないはずだ。 それほどまでに常軌を逸している書類を手に、蓮の脳は必死になって今を …