尿道用ディルド

尿道用ディルド

3-1.jpg 原寸大
「SUZAKIコレクション第四弾は、これだっ!!」
 ステンレスの磨きがかかった輝きに、テルの顔色が変わる。
「何ですか、それは……」
「だから、尿道用ディルド。ちなみに、テル専用」
「だ、だって、そんなもん入らない……っていうか、デコボコ」
「このデコボコが尿道が削る痛みが、イいんだろ?」
 ごりごりと擦る様子を想像して、テルの蒼白気味の頬にふわりと赤みが走った。
「ほら、良いんだ」
「い、いや、でも、それ太すぎますっ」
「だーいじょーぶっ、テルなら」
 その根拠はどこにあるんだ……。
「だって、これ、拡大縮小自由自在」
「……ステンレスがどうやって拡大縮小するんですか……」
「あ、ああ、そうか」
 (Poser上では自由自在。ちなみに原寸大は人間サイズ(^0^;))
「と、とにかく……入りませんっ」
「安全安心ストッパー付きだぞ」
「だから……」
 くるくると手の中で回すそれに、テルは胡乱げに視線を向ける。
「それに……その飾りは?」
「これは羽根だ。この上にシャワーの滴を落とすと、震えるし、くるくる回るようにできてんだ。機械いらずのバイブレーター機能だっ」
「……」
「リングに鎖をつけて、ペニスバンドにくくりつければ、抜けることはないっ」
「…………」
「ていうことで、さあさあ」
 迫りくる須崎に、テルは逃げることもできずに、手渡されたそれを見つめることしかできなかった。