【The Gift from the Creater-4】前編

【The Gift from the Creater-4】前編

 堪らなく身体が熱い。
 この衣装を身につけさせられてから、それでなくても淫乱なミサトの身体はより淫らに狂っていた。
 ご主人様たるリュウジはことのほかこの衣装が気に入ったようで、旅の間も街に入ってからも、この衣装を着けさせたままなのだ。
 産毛をなびかせるそよ風にすら感じる敏感な肌を晒しているのはもちろんのこと、固い革帯は性感帯を巧みに刺激する。革帯の衣装を固定する乳首のピアスが引っ張られる度に、腰砕けになりそうな鋭い快感が駆け巡る。突きだした剥き出しのペニスを晒す羞恥心も欲情する元だ。
 そんな身体ではまともに歩ける筈も無く、移動に手間ばかりがかかるというのに、それでも馬や乗り物に乗ってでも、そのままで。そのせいで、馬や馬車の振動を露骨に味あわされて、絶え間ない快感と絶頂が繰り返される。
 それでも、ミサトの役立たずのペニスは射精しない。
 解放しないザーメンは大量に陰嚢に滾り、解放の時を求めてミサトの身体をせっつくのだけど。
 ペニスに何度もアナルを抉られなければ射精できない身体に、リュウジはなかなか手を触れてくれなかった。
 そのせいで、アナルに深く埋まる張り型と連動した尻尾に、一度触れてしまうともう手が離せなかった。
 反り返ったペニスの形をした柄は手にしっくりと馴染み、それが埋め込まれた快感のるつぼへの刺激を容易く伝える。アナルをを割り広げ、奥深くまで穿つ張り型は、ミサトの前立腺を内側から押し上げる部分に突起がついていて、さっきから目の前が何度も弾けていた。
 善すぎる快感に、堪えきれない。
 まともな射精による解放があまり望めない身体に、快感を蓄積すれば辛くなるのは判っている。
 けれど、一度動き出した手を止めることなどできなくて、喘ぎ、身悶え続けた。
 それもこれも。
 目の前で涎を垂らしながら見つめるリュウジのせいなのだけど。けれど、そんなミサトを救うことができるのも、唯一、このリュウジだけなのだ。
 だから、誘う。
 だから、強請って、その気になっていただく。
 もっと煽れと、無言の命令をその視線で伝えてくるのに従ってしまう。
 今日は、久方ぶりの街の宿屋で休みをとることになって。
 じっとりと舐めるようにミサトを窺うリュウジの前で、恥ずかしい姿を晒して、ご褒美を貰おうと必死になってしまう。
 だって、もしリュウジがたっぷりと満足したら、この衣装を明日は着なくても良いと言ってくれたから。
「あうっ、くっ、こ、主人様ぁぁっ、くださぁいっ、欲しい」
 声を出せば、防音製など皆無の宿では、外にまでこのイヤらしい声が響いてしまう。
 実際、リュウジを求めて声を出し始めたときから、外の喧噪が静かになった。
 肌に突き刺さる見えざる誰かの視線も増えてきた。
 壁などを透視して中を観察できる覗き見アイテムは安価で売買されているから、たいていのプレーヤーが持っている。それによりクリアできるクエストもあるからだ。
「や、あぁぁ、熱いっ……ご、主人様ぁ──中が、欲しいですっ」
 淫らに悶えるミサトは人気があるから、そのアイテムで覗き見をする輩が多い。
 それでも一度始まってしまうと、止まらない。その視線が圧力を持って、ミサトの肌に突き刺さり、それが刺激になってしまうからだ。
 しかも。
「……おなか……お腹っ、も、空いててっ」
 思った以上に餓えていた身体が、精液を欲して止まらなかった。結局あの日、この衣装を身につけた日にリュウジの精液も、誰の精液も貰えなくて、自ら強請った激しい射精できなかった自慰の末に、そのままログアウトされてしまったのだ。しかも、貸し出し禁止にされてしまえば、この身体は昂ぶったまま放置されているのと一緒。
 たとえ、俺自身は装置から外れても、中途半端に煽られた身体は物足りなくて、わだかまる熱にリアルな世界で身悶え続けた。
 ミサトを扱い出してから、俺の身体は狂ってきていた。
 ミサトで無い時間でもいつだって、疼いていて、しかも、自慰では満足しなくなっているのだ。
 その上、ミサトである間も、相当この衣装が気に入ったのか着けっぱなしで、食事は不味いパンばかり。そんな旅では飢えは蓄積されるばかりだったのだ。
 ——こんな、いつの間に。
 つうっと流れる涙は本物だ。ほんとうにミサトの中の俺が泣いている。
 こんな浅ましい身体……。
 性欲でなく、食欲で精液を欲する身体。
 淫らな格好をさせられて、覗き見されて。それに興奮して、欲情も露わにリュウジを誘い、その行為を他人に見せつけて。
 ミサトが淫乱であればあるほど、俺の心が悲鳴を上げる。
 特に最近では反論が許されてしまい──その結果、余計に自分が淫乱になったような気がする。
 あれだ──「イヤよイヤよも好きなうち」を自で言っていると自覚してしまうから。
 イヤだと言いながら、自分から身体を差し出すミサトが、俺はイヤでイヤで堪らない。堪らないけれど、ミサトは俺の心に逆らって、動いて。与えられる恥辱も快感も全て俺の元に来るというのに。
 俺は──ミサトを思う通りには動かせない。
 俺は、ミサトの心ではあるけれど、身体を動かすのはコンピューターだからだ。
 驚愕のあまりに一瞬支配が取り戻せることはある。堪らずに動く感情の全てを制御するのは、コンピューターでも難しい。その瞬間、確かに自分の心のままに制御できかけたのだ。
 もしあの一瞬の間にリュウジに伝えることができたならば。
 人型従者の中にいるのは、プレーヤーと同じくリアルな人間なのだと、伝えられたら。
 けれど、運営側がそんな瞬間を許すはずもなく、すぐに俺の自由は奪われて、俺はミサトを設定のままに動かすことしかできなくなった。
 ほんとうに僅かな間。
 俺はなすすべも無く、ミサトで有り続けるしか無いのだ。
「ああ……零さないで……」
 先走りの垂れるペニスに舌を伸ばす。
 四つん這いで躙り寄り、尻を震わせ、卑猥なバイブの尻尾を揺らす。
 主人に従順な従者。
 精液を好物とし、触れるだけでも軽く達ってしまう乳首。野太く歪なペニスは、握られただけで快感に泣き叫び、前立腺への刺激で視界が爆発するほどの絶頂を味わう。人の視線に敏感で、それすらも欲情の対象だ。けれど、感じても簡単に射精することは叶わず、どんなにオーガズムを味わっても、滅多に味わえない射精感への欲求は非常に強く、それをを求めて身体はいつまでも熱く疼き続ける。、
 それがミサト──俺が操作させられている従者。ある意味、俺自身。
「おねが……しますっ、これ、外してくださっ──っ、ああっ、やああぁ」
 身に付けている革ベルトの服は、乳首のリングピアスの留め具も全て自分では外せない。
 プレーヤーでないと外せない設定になっていて、外せないとアナルの張り型すら自分では取れないのだ。
 実世界ではあり得ない設定は、ゲームの中だと何でも可能だ。
 ミサトは排泄機能を持たないから、性行為以外でその場所を使うことはない。無いから、いつまでも突っ込んでいられる。ペニスも同様で、射精以外で排出するのは、強制的に液体を入れられた時くらいだ。
 リアルな世界からゲーム世界に入った途端から、俺の身体は体内の異物に喘ぎ、身悶える。
 ゲームが終わればそれは消えるけれど、味わった感覚はそのままで、まるで自身の身体が経験したかのように気怠く、意識も放心状態のままが続く。
 俺は、男どころか女も知らないオタクな人間だったから、初めてこの刺激を受けたときは強烈だった。初めて犯されたあの時のミサトは、そのまんま俺でもあったのだ。恐怖と快感で感覚がぐちゃぐちゃになって、植え付けられた行動パターンから逃れたくて堪らなくて。けれど、どうしても逃げられないままに、あれからずっと俺の身体は変だ。
 ミサトとして呼び出されていない休憩時間が長く続いても、その間、どこかふわふわと浮いたような、自分が自分で無いような感覚に襲われた。
 いつも、体内の奥深くが熱く澱んでいる。
 尻がむず痒くて、もっと奥深くを掻き回して欲しくて堪らない。
 何で……。
 俺は男なんて知らない。
 犯されたことも無い。
 なのに。
 呼び出されて、淫らな衣装のままに身体を狂わされる毎日に、俺のリアルの心どころか身体までもが狂わされているようで。
「ミサト、出番だ」
 操作室からほとんど動けないままに、リュウジがログインして俺が呼び出される。
 激しいゲーム世界の体験に、リアルの身体がおかしくなり始めていた。リアルの食べ物もあまり食べなくなってきたこの身体は、そのうちに限界が来るだろうと言うことも想像できるのに、なのに。
 俺を呼び出すその指令に、何故か頭の芯が甘く痺れて、嬉しいと感じてしまっていた。



「もちろん、山向こうのモンスターは俺が退治しますよ」 隣でリュウジが、ミサトを人質に差し出すことを了承していた。 クエストは、峠を封鎖している山賊の頭の依頼を受けてこなせば、無事通して貰えるというもの。 ただし、従者をその間の人質にする必要があったのだ。 クエストの授受に関わる会話はひどく簡単で、それだけでリュウジは去って行く。
 そこにミサトを残して。
 そして。
「ひ、あぁぁっ、いやぁぁぁ!!」
 山賊達の逞しい男の腕に捕らえられ、歪なペニスが張り型が抜かれたアナルに突き刺さる。
 放り出されたのは、衣装を外す、リュウジの——ご主人様だけの鍵。
 なのに、それがそこにあって。
 全てを露わにされた身体は山賊共にとっては何よりも楽しい代物なのだろう。
 目をぎらつかせ、荒い息を吐き。その瞳に浮かぶ確かな情欲と、浮かんだ表情。
 山賊頭が、狂ったようにのしかかる男の背後から話しかけてきた。
「どうだい狂人に犯される立場ってのは。こいつら、普段は殺されてばっかりだから、うっぷんが溜まりまくっているんだよね。だから、相手してあげてよ、たっぷりね」
 その言葉を聞いた瞬間、ミサトは——否、俺は気が付いた。
 こいつら、人間だっ。
 俺と同じ捕らわれた側の者達。この山賊頭だけが運営側の設定で、もしかすると中はまともな人間かもしれないけれど、後は、いつもは殺されたり陵辱される側の、人間。
 そういう役目の者達もいるとは聞いた事があった。
 殺される側ばかりでいつしか狂ってしまうって。
「しばらく前に、君のログに異常な行動記録が残っていてね。彼にバラそうとしたようだけど」
 その言葉に、あの一瞬のことが思い浮かぶ。
 あの時、考えてもできなかったことが、あの時の思考までもがログとして残っていたのだ。
「で、でも……考えただけで……」
 慌てて弁明したのは俺。
 ミサトの口から俺の声が流れてひどく驚く。
「え、なんで……」
「これは、お仕置きだよ。このゲームを破壊する行為は厳罰に処する。君の行為は、未遂とは言え非常に危険な事だったからね、だからお仕置き」
 ずいぶんと楽しそうな物言いは、まるで無邪気な子供のようだ。もっとも、それが毛深い髭だらけのごつい山賊頭が言うのだから、恐怖の方が先に立つ。まして、その内容は、考えたくもないことで。、
「あのモンスターを彼が倒すのには時間がかかるから、その間ミサトでは無く、あんた自身として遊ぶこと。それがお仕置き。まあ、淫乱なあんただったら、退屈せずに済むと思うよ、じゃあね」
 そんな言葉を吐いて、山賊頭は消えてしまって。
 残ったのは、欲に狂う狂人達。 
 そんな奴らの、まるで日頃のうっぷんを晴らそうかというほどに激しい行為がミサト——俺に振りかかった途端。
 ミサトの姿が、俺、になった。
「ひぎぃぃっ、やぁぁっ!!」
 いきなり身体に見合った太いペニスがアナルに突き刺さる。その痛みは、今まで感じたこともないほどに激しいモノで。
「処女だぁっ、はははっ、処女まんこの開通完成ぃぃぃっ!! ぎゃははははっ」
 俺の悲鳴と山賊の嘲笑が入り混じる。
 痛くて、気絶しそうなのに、ギシギシと激しく抽挿され、気絶すらさせてもらえない。
「いあっ、ああっ、やあああっ」
 ミサトの時は、こんな痛みなんかなかった。
 無理をされても、すぐに快感に打ち消されて、たまらなく気持ちよくって。
 なのに、今はひどく痛くて、気持ちよいどころではなかった。
「ひっ、ぎぃ、いいぃぃっ」
 死んじまう、こんなこと。
「い、あっ、あっ、助けてっ、たひゅけ、てぇぇぇっ」、
 ぎちぎちと悲鳴を上げるアナルで濡れた音を立てる。
 これはミサトで無くて、俺なのだと。
 俺の身体の感覚のままに、状況が伝えられているのだと。これは俺が犯されているのだと、はっきりと自覚して、泣き喚く。
「い、イヤだ、許してぇぇぇっ、た、たのむぅ、頼むからぁぁぁ」
 群がる山賊達のぎらついた狂気の瞳に怯え、痛みに泣き喚きながら、どこかにいるだろう運営側に縋る。
「せ、せ、めてっ、ミサトの、ミサトの快感をっ、お、おねがっいぃぃっ」
 犯されるなら、あの快感を。
 あの絶頂感があれば、……せめてっ。
「痛っ、いたぁぁぁっ、やだぁぁぁっ、助け!! ふぎぃ、ミサトぉ、ミサトにぃぃぃっ」
「ひゃっぽぉぉぉっ、種づけ、種づけだぁぁぁっ」
 尻タブに食い込む指の力に、擦りつけられた陰毛の感触が何もかもリアルで、何より、また裂けたような痛みが恐怖を覚える。
「あ、ぁっ、や……おねが……」
 せめて、ミサトに……ミサトに、なりたい……。
『ミサトになる? 良いよ、ただし、条件があるけど』
 突然頭の中にさっきの声が響いた。
「はぐっぅっ! ぎ、ぁ、あぁ、な、何ぃぃ?」
『このクエストを、もしリュウジがクリアしたら、リュウジは峠を越えるだけでなくて、アイテムも貰える。それを、自分からペニスにつけたいって願うんだ。淫乱なミサトであれば、絶対に欲しがる代物だよ』
「あ、あぐっ、あ、それだけっ? それだけで、ミサトに?」
 それだけの筈なんて無いはずなのに、このときの俺はもう何も考えられなくて。
「やるっ、やるからぁぁぁっ!」
 もう何も考えられなくて宣言した途端。
 痛みよりも凄まじい快感が目の前で何度も弾けた。伸ばされた乳首は今にも千切れそうなのに、淫らな疼きが全身の肌を縫うように走った。
 ぐちゃっ、ぬちゃ。
 イヤらしい音が耳を冒す。それすら、快感を煽るスパイスとなっていて。
「あ、はぁぁぁっ」
 俺の身体はミサトになっていて、伝わる絶頂感も快感も多幸感も、全部ミサトで。
「あ、ひっぃぃっ!、い、いっひゃあぃぃぃっ、チンポっ、あふぅ」
 さっきまでの痛みはすべて消えて、その分、いつもより激しい快感に、意識の全てが持って行かれる。
「おい、なんかむっちゃくっちゃ、具合が良くなったぞ、こいつ」
「おんやあ、なんかよがってるなあ、こいつ」
 さっきまで、俺だったけれど。
 今はミサト。
 ミサトだから、それは、最高級の従者という名の性奴隷だから。
「今度は俺様のデカマラを味わえっ」
 短い間隔で男達が入れ替わるのは、ミサトの身体が男達にとって極上品だからだ。
 何人もの精液が身体の中にどんどん注がれる。
「い、やっ……でっかかあっ、あふぅ、いっぱいでっ、たっくさんあぁ、もう許してぇぇ」
 精液が身体の中に溢れて、ぞくぞくとした快感と、堪らない満足感が得られるけれど。
 一体何人の男達がいるのか、繰り返される激しい陵辱に身体も心も悲鳴をあげる。
「へへへへっ、すげぇ、たまんねぇっ」
「ひゃあははははっ、ほらあ、チンポ、良いだろうよぉ、俺たちのマンコ奴隷にしてやらあっ」
「ぐっちゃぐっちゃのドロドロの精液袋にしてやらあ、ひゃはははっ」
 涎を垂らし、奇怪な嗤い声を上げながらの正気を失った行為は、際限が無かった。
「ひぎぃ、ああぁっ、やあ、もう、も、入らないぃぃぃっ、あぐっ」
 口の中も犯された。
 両手にも乳首にもチンポが擦りつけられた。
 何度も何度も、全身が精液と粘液にまみれて、逃げることもできないで。
 いつも餓えていた身体は、もう完全に満腹になっていた。
 けれど、さらに注がれる。
 精液袋と宣言された通り、まるでそんなアイテムのようになってしまった。
 それでも、繰り返し繰り返し、山賊達の体力は際限が無いようで、止まらない。
「はあっ、さいこーっ」
 ブチュブチュと泡立つアナルから肉棒が抜け落ちて。
 ズタボロになった身体が地面で跳ねる。
 四肢すら力が入らずに投げ出された身体に、また男がのしかかってきて、その重さに小さく喘いだ。
 アナルに何かが入っていって、ただ、ぬるぬるとした感触だけが過ぎ去っていく。
 いくら身体はミサトで別物でも、与えられる感覚は中の俺のものだ。
 痛みだけで無く、絶頂もさんざん味あわされた俺の意識ももうろうとしていた。
 一体何時間が経ったのか、いや、何日、かもしれない。
 ログアウトした気配がないから……、いや、また、貸し出し可にされていたのかもしれない。
 ああ、もう……。
 朦朧とした意識が消えていく。

 
「あ、あぅっ、きぁ、ははは……イイっ」
 身体が中空で泳いでいるような、心地よさ。
 体内で何かが弾けて、遊び回っている。
 あははは、気持ちよい……よ。
 気持ち……イイ……。


「あ、ああ、モットォっ、もっと」
 
 あれ、これ、俺の声?
 俺の耳から聞こえてくる?
 また、俺になったのかな?
 ああ、でも気持ちよいから、良いか……。

「うくぅぅ、またぁぁ、あひぃ、ひゃぁぁぁ」

 これは、ミサト。けれど、ミサトは俺で。俺が……ミサトで……。

「ひゃはははっ、あと少しで狂うぜぇ、こいつぅ」
「タイムリミットぉぉっ」
「ぎゃはははっ、またぁお仲間ぁぁ」

 俺の目の前にいる男達の言葉の意味なんてわかんなくて。

「ひゃははっ、ああぁゎゎゎははははっ、もっとぉぉぉっ、みゅいてぇぇっ、ざぁめん、ひょうだあぁぁぃぃっ」

 もう何でもいいから。

 俺、大好きだから、大好きな精液が、欲しい、よお。
 …………。