The Gift from the Creater

The Gift from the Creater

バーチャルゲームのお話です。
1は説明メインになってしまいましたm(__)m
2は、別のキャラがメインです。
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 普段は事務機器のメンテナンスとして働いている隆治が、そのゲームサイトを見つけたのは全くの偶然だった。
 そういうゲームがあるらしい、という噂は密かに流れてはいたけれど。それでも半分以上はガセネタだと思っていたのだ。だから今回得た情報も、最初は眉唾物だと思っていた。
 だが、『嘘だろう?』と問い返した時の相手の反応が妙で。
 最初は些細な好奇心が、妙に確信めいたモノに変わったときには本気で探していて。つてと金を駆使して辿り着いてみれば、確かにそのゲームサイトがあったのだ。
 しかも、一見普通のオンラインゲームのようなのに、けれど、その徹底的なセキュリティと複雑な会員認証システムは、とても通常のサイトとは思えぬ物だったのだ。
 すでに会員になっている推薦人と、限度額の高いクレジットカードが必要で、詳細な個人情報の登録に加えて、郵便でログインIDとパスワードが送られてくるほどの厳重さ。
 もしこれが犯罪組織の資金集めのための物だったら、と、非常に危険な行為に躊躇わなかったと言えば嘘になる。それに月額料金も高く、生活費を除く月の小遣い全てを費やしても足りないほどだった。
 だが、それでも登録を続行してしまったのは、そのゲームの売りである部分があまりにも魅力的すぎた。特に隆治のような特殊な性癖を持つものにはとてもの魅力に抗えるものではなかったのだ。
 
 そのゲーム『The Gift from the Creater』は、最高技術を駆使し、法規制を全く考慮に入れていない故に全てが体感できることが売りだったのだ。
 ゲームの世界に初めてログインした時、隆治は自分がその世界観の中に実際に潜り込んだような感覚に襲われた。否──確かに、自分はその世界にいるのだ。五感にすべてに入る情報が、現実のそれと変わらない。そよぐ風が産毛をくすぐり、人々のざわめきは鼓膜を震わせ、食堂からの美味しそうな香りが鼻腔をくすぐり、見渡す景色はどこまでも遠く、美しい。ただ、あくまでゲーム──バーチャルな世界だから、ここで何を体験しても現実への影響が無いということぐらいだろう。
 通常の体感ゲームとは段違いなクオリティに、隆治はすぐにのめり込んだ。
 この世界の設定と必要な知識は、最初のログイン時に直接脳に送り込まれている。だから、行動に躊躇うことも無い。
「すっげぇ、できねえことがねぇ……」
 隆治が入った途端に身につけている衣服はこの世界の騎士の軽装となり、ヒューマノイドの騎士という最初の設定通りとなった。風貌も好みに設定できるから、凛とした立ち居姿の見目麗しい金髪の騎士は、どんな知り合いが見てもその中身が、うだつの上がらない平凡な風貌の隆治だとは判らないだろう。
 所持金は10万G。
 1円1Gで現実の金が換金できて、ゲームの中で使える。それに、ゲーム内の依頼をこなして報酬やアイテムを手に入れて稼ぐこともできる。レベルアップして金を払ってスキルを学べば、どんどんと強くなれるのだ。
 ここでは、金がなければ何もできない。そのあたりは現実世界と同じだけど、金を稼ぐだけの意味がここにはあった。それに、高価なアイテムは効果が高い。それに、楽しい効果を持つモノもたくさんあった。
 さらにレベル上げも重要な要素だった。
 全ての制限が解除された上級レベル用専用サーバーで遊ぶには、レベル50が必要だ。一度レベル50になった人たちは、通常サーバーに来ないからどんな中身なのか判らない。しかも、その拡張パックの法外とも言える価格を聞いて、思わずボーナスで貰えるであろう金額と定期貯金の残高を頭に浮かべて、それでも厳しい、と思ったほどだ。けれど、しない、という選択肢は頭からなかった。それだけの価値が、その専用サーバーにはあるのは容易に想像できたからだ。
 しかも、レベルアップはそれほど難しくはない。
 実際、隆治も最初のログインからゲーム世界で60時間ほど。現実世界でも20日ほどでレベル20に到達できた。
 依頼はアイテムを見つけるものから、野生動物やモンスター、お訊ね者退治。
 現実では運動音痴の隆治であっても、ここでは設定通りの心身スキルを持つ優れた騎士だ。依頼をクリアするのは、この手のゲームに慣れた隆治にとっては、簡単すぎるほどで。
 けれど、退屈に思うどころか、隆治はたいそう興奮していた。
 リアルなのだ。
 特に、お訊ね者と斬り合った時の感触ときたら。
 相手の刃の切っ先が、自身の皮一枚を傷付ける痛みもそのままなら、自分の長剣が敵の身体に深く食い込む感触もそのまま感じる。敵の苦しみ方も血の出方も、実際と変わらない。
 これが、他の体感型ゲームには絶対に無い機能の一つで、そしてこのゲームの重要な要素だった。
 自身の怪我は戦闘が終わればすぐに治る。致命傷を食らえば一瞬で感覚はシャットダウンされて、墓場にとばされるけれど金を払えばすぐに生き返る。アイテムも他の金も奪われないし、レベルさえも下がらない。
 このゲーム内では、死ぬことはたいしたことではないのだ。
 しかも、あくまでゲーム世界の話だから、現実世界の身体が影響を受ける訳ではない。
 だが、一般的なオンラインゲームではこの機能は搭載が禁止されていた。過去、このリアルな感覚に嵌ってしまいゲーム廃人が多数出たせいだ。ゲーム世界と現実世界が逆転して、戻ってこなくなった輩のなんと多かったことか。
 だから、一般的なゲームではリアルさを落としていて、体感ゲームといえど衝撃以外の感覚はあまり感じない。しかも、敵キャラは人間の敵はリアルではないし、剣を交える重さや衝撃はあるが斬り込む感覚は弱く、血もでない。
 だが、このゲームは違う。
 本当に狩りをしているのと同じ感覚。犯罪者設定の相手とは言えど人を殺すのと同じ感覚がここにあった。
 だが、隆治が心引かれた機能はそれだけではない。ここでは、性行為も体感できるのだ。しかも、ありとあらゆる、現実世界では非合法な行為すら許される。否──自由なのだ、全てが。
 それは、隆治のような世間に公表できないほどに嗜虐性の強い者にとって、何よりも魅力的なものだった。
『最初の「従者」は創ることができます』
 レベル20に達した隆治にその段階で初めて付与されるスキル『従者』の説明が脳内に響く。今後のゲーム内で、プレーヤーを補佐していく従者の存在は、このゲームの売りである機能の一つだ。
 従者は、男でも女でも、獣でも、異形の創造物でも良く、年齢や風貌も全て設定できた。だから、カウント単位は匹。人型でも1匹、2匹とカウントされて、モノ扱いであった。
 この従者はレベルが上がれば、数を増やすこともできるが、次からはすでにゲーム内にいるキャラを買うことによって付与されることになっていた。だから、自分の好みの従者が創れるのはこの最初だけなのだ。
 この従者は、ゲーム内では常に一匹が旅を共にし、レベルも主人と同じになる。
 狩りを楽しみたいプレーヤーは猛獣を従者にしていて、虎やライオン、ハーピーや小型のドラゴンを扱うものもいる。血を見るのが好きなプレーヤーにはその傾向が強い。だが大半は人型の従者だ。獣型は、次のスキルで購入すれば手に入るからだ。
 けれど人型の従者は、購入ではなかなか手に入らない。レベル50以上のサーバーでないと売っていないと言われている。それに、好みの姿形を創れるのが最初だけとなると、やはり人型でやりたくなるのも当然だろう。
 隆治が創ったのは、姿形の美しさでは一番のハイエルフだった。魔法が使える。素早さも治癒力も高い。ただ戦闘力を見るならば一番弱い。
 だが、第一従者としての役割からすれば、そんなことは些細な事だった。
 隆治の従者は、慎重に設定し、名前まで決めてから二日後のログイン時に傍らに現れた。
 何故、設定後すぐに現れないのかは不明だ。けれど、ゲームの運営がどこなのか一切不明のこのゲームで、管理者に文句を言う機能は無い。全てを甘んじて受けしれるしかなかった。
 その待たされた分だけ期待は膨らむから、実際、その姿を初めて見た瞬間、隆治はほおっと嘆息をついてそれを眺めたほどだ。
 設定した通りの姿に、審美眼の正しさとそれを的確に表現できたことに、自己満足すら感じた。
 それは従者の初期装備しか身に付けていない。粗末な麻のような粗い生地に丈の短い上衣に短パン、それに革紐でくくるだけの靴だけだ。粗く太い繊維でざっくりと編まれた布は、ところどころ肌が透けて見える。前袷せなのだが紐で簡単に縛っているだけなので、胸元が開き気味だった。その狭間から健康的な褐色の肌が露わになっていて、すらりと伸びた手足も指も細く長い。髪は長い漆黒、それも艶やかな烏の濡れ羽色の直毛だ。けれど、瞳は透き通ったエメラルド色にしていて。
 その色合いも好みに合致していたが、何よりも気に入ったのはその肢体の艶めかしさだ。そこにいるだけで、見るもの全てに──特に、創造主たる己の欲情を湧き立てる代物にできあがっていた。
 最初の従者は、好みの容姿や体型、性格、食事やその好みまでも事細かに設定でき、写真を写すこともできる。声も自在で、中には言葉などいらぬと猫の鳴き声を設定する輩もいるらしい。
 だが、隆治の嗜好を満足させるなら、声は必須だった。
 さらに主人への忠実度、倫理観と貞操感は最大にして、五感のうち肌への触感もまた最大に設定した。さらに第六感と呼ばれる感応力は、指向性を高くした。
 そうやって設定した従者『ミサト』が、隆治に頭を下げる。
「はじめまして、リュウジ様」
 その拍子にさらりと流れた髪に、隆治は手を伸ばし。
「ひっ、あうっ!」
 握りしめた絹糸のような髪に指を絡め、それに思いっきり引っ張る。
 ハイエルフのか弱い身体は、隆治の騎士としての力に逆らえる訳もなく揺らぎ、その手に操られるようにして傍らの木に身体を叩きつけられた。
「く……うっ……」
 脳しんとうでも起こしたように目を固く瞑り呻く間に、その長い髪を木に回して呪文を唱える。自前の拘束具は、その細さとは裏腹に非常に丈夫で、主人である隆治の呪文で操ることができた。そうするように設定したから、こうやって一抱えもある木に絡めてしまえばミサトの力では簡単には外れない。
 木を抱えるように頭を固定されたミサトが痛みのせいか潤んだ視線を隆治に向けた。
「ご、しゅ、じん様……」
 従者は、主人には逆らえない。特に、忠誠度を最大にしたミサトには、たとえどんな理不尽な命令であっても逆らえない。けれど、命令して従わせるのも良いが、今は無理矢理してやりたい気が満々だった。
 その身体から、粗末な衣服を剥ぎ取り、背後に放り出す。あんな粗末な衣服でも雑貨屋に持っていけばそこそこの値段で売れるから、あっという間に誰かが持って行ってしまった。
「服が……」
 悲壮な表情でそれを追うミサトを無視して、その背後に寄り添った。視線を落とせば、ミサトの股間には、サイズも立派なペニスがぶら下がっている。
 従者の性別はオス。年齢設定は21。
「ご、ご主人様っ」
 中性的な顔立ちと適度な筋肉が付いた身体は若々しく、そして見る者が見れば、ひどく妖艶な色香を持っていた。
「フフン、ずいぶんとご立派なことで」
 肩に顔を乗せ、木と身体の隙間からそれを見やる。途端に、顔を真っ赤に染めて視線を逸らすから、顎を捕まえて、誰よりも立派なオスの象徴をしっかりと見させる。
「木に抱きついただけで勃起したか、しかももう涎まみれだ。こうも淫乱な従者は、そうそういまい」
「あ、う……申し訳、あ、りませ、あうっ!」
 蔑む言葉に恥いるように小さな声で俯く。
 実際、スレンダーな身体に不釣り合いなほどに長く歪な肉茎とデコボコと瘤だらけの茎と鬼頭を持つベニスは、美しい容姿故に一際グロテスクに見える。
 しかも木肌に少し触れただけでもビクビクと痙攣するほどに敏感な代物なのだ。
 貞操感の強い従者にとって受け入れがたいそのペニスの作成に隆治は大金を注ぎ込んだ。
 好きな性器を付けるのはオプションになっていて、特殊な希望になるほど高くなる。それでも、今の彼の姿を見れば、安い買い物だと満足している。
 しかもこのペニスはひどく敏感なクセに、一突きで絶頂を迎える前立腺を何度も何度も抉って貰わないと射精できない見かけ倒しな代物なのだから。
 さらに平な胸を飾る一対の乳首は真っ赤な木の実のようにその存在を主張している。その先端をかあるく指の腹で撫でてやるだけで、ヒイィと悲鳴を上げて。
 腕の中で激しく痙攣しながら、初めてのオーガズムを迎えていた。
 
 
 このゲームの醍醐味は、ゲーム内では何でもできるということだ。
 敵対する種族を狩って虐殺しても、村人をレイプしようが、捕らえて奴隷として売り払おうが自由。中には同じ種族の者すら狩って、苛む輩もいた。
 ここでは禁忌というものがまったくなかった。
 特にプレーヤーに創られた従者を主人がどうしようと自由なのだ。だから、この世界には淫らな格好させられた豊満な肢体のメスの従者がたくさんいる。
 だが隆治の従者は、オスの身体をしたメスだ。隆治を悦ばせる淫らな身体は、男にのみ発情する──否──男を見たら発情するように創られていた。
 だから、数多くある性感帯に触れられたら、もうアナルは濡れ始める。
「い、いやあ! ヒイィ」
 アナルも金をかけただけはあった。
 騎士の姿に取り付けた5cm以上の径を持つ特別製の巨根にいきなり犯されても、壊れやしなかった。それどころか、滑らかに受け容れ、きゅうきゅうと締め付けながら奥に導くようにうねり、吸いついてくる。
 この世界に入ってからやり放題でいろんな穴を試してみたが、そのどれよりも善い。鼓膜を擽る悲鳴も、苦しさにのたうつ肢体の艶めかしさも、さらに隆治をあおり、留まることの知らない隆治の性欲を高めていく。
 最初はぎちぎちで、無理な抽挿に悲鳴を上げた身体も、数度繰り返しただけで溢れた粘液がとろとろと足元までも伝った。
 特にプレーヤーが多い時間帯で、さらに大きな街の中心部の広場だ。たくさんのプレーヤーに見られながらの処女喪失イベントは、隆治の精神をひどく昂揚させ、その嗜虐性を強くさせていく。
 綺麗なモノほど壊したい。ドロドロに汚して、ボロボロになるまで犯して、全てを支配し尽くしてしまいたい。
 隆治の特殊な性癖は、外の世界で発散させることはできなくて、だからこそ、こんなゲームを待っていたのだ。
 バーチャルとは言え最高級の性奴隷を持てた悦びは、何にも代え難く、ペニスを包む熱い肉壁の感触に加えてより高みへと隆治を導いた。
「淫乱」
 ミサトがもっとも忌む言葉を投げかけてやれば、美しい涙が落ちる。主人への忠誠心がマックスだから、どんな辱めを受けても逆らわない。逆らえない設定になっているのだ。けれど、それと羞恥心は別だ。
 性的な事に──軽いキスですら全身を紅潮させるほどの羞恥を覚える彼は、周りから突き刺さる好奇の視線にも嬲られていた。
「淫乱な身体、みんなに見られてイイんだろ?」
 顎を捉え、周りに視線を向けてやる。
 好奇の視線はさらに増えていて、この木の周りにはたくさんのプレーヤーが集まっていた。
「あ、ぁぁ……こんなぁ、い、いやぁぁ」
 見せつけるようにして、ミサトの片足を抱え上げ結合部を晒してやると、きゅうっと締め付けてくる。
「見られて感じてんのか」
「も、いやあ、こ、こんな、ひ、ひと、ああっ」
 忠誠心よりも羞恥心が凌駕したらしい言葉は、一突きすればすぐに嬌声へと変化した。
 グチャグチャと濡れた音が響き、身体が揺れる度にペニスから粘液が糸を引いて飛び散る。
「しばらくこの街に滞在するからな。しっかりと淫乱従者としてこの顔と身体をお披露目しとけよ」
 ヒューマノイド最大の都市カミナデの城下、もっとも賑わう広場の中心で、観客は一体何人いるだろうか。
 プレーヤー達の不躾な視線は、その手の視線や感情を露骨に感じる感応力を持つ従者にとっては、彼ら全員に触れられ、犯されているのと同じだ。
「あ、あぁぁ……、こん、なあ、ひぃっ」
 ますます濡れて締まっては、うねり、戦慄いて収縮するアナルは、この世のものとは思えぬ絶品で。
 脳天を貫く快感に身を震わせながら、ドクドクと多量のザーメンを何度も注ぎ入れる。性的能力もまた設定項目の一つで、絶倫にしてしまえば何度でもやれる。
 中出しの刺激にまたもや達った従者の耳朶をネトリと舐め上げ囁きかけた。。
「ザーメンが旨いだろう? 嬉しくてしかたがないはずだ」
 朦朧とした頭でも判るように、一語一語はっきりと繰り返す。エルフ型で創ったとしても、その習慣までも踏襲する必要はなかった。淫乱に相応しい食事と言ったら、これしかないだろう。
「お前の大好物にザーメンを設定しておいたからな、尻だけじゃあねえぜ。上の口も同じで、他の食べ物は何を食べても不味く感じる。けど、チンポから出るカウパーやザーメンは最高に旨く感じるって設定だ。腹が減ったら男が欲しくなるのさ」
「い、そんな……」
 理解したのか、その宝玉のような瞳が大きく見開かれ、汗に塗れた身体がガクガクと小刻みに痙攣し始めた。「早くレベルアップして、次の従者を手に入れねえとな」
 次の従者はレベル40で手に入る。
 ミサトは完全に遊び用として創ったから、次は狩り用が必要だろう。
 獣のオスはその凶暴性が高いほど欲を鎮めるのが大変だというが、欲を性欲に転嫁させねこともできるから、その相手としてミサトがいれば大丈夫だろう。
 すっかり濡れそぼった肉筒に、さらなる精液を注ぎながら突き上げれば、細い身体が激しく痙攣して仰け反った。
「い、ああ──っ、やあ、イク、イクゥっ!! あ、んん──ああっ」
 顔も身体も、美しい奴隷の全てを見せびらかせる優越感に浸り、その痴態を衆目に晒しながら嬲り尽くす。
 ずっと、ずっと。
 現実世界でやりたかった事が、ここでは全てできる。
 ゲームの中のキャラであるミサトは決して壊れない。そして、主人である隆治には絶対服従で。
「すっげ──ぜ、お前ん中。ああ、マジで善すぎて離れられねぇ」
 隆治の心の奥底にあって、決して他人に知らせることの無かった願望が、今ここに叶っていた。
 ペニスに絡みつく肉の熱さ、うねり、蠢く様子も、その快感と羞恥に泣き叫ぶ様も、現実としか思えない。
 ここまでリアルな体感ができるなんて、実際にしなけれぱ判らなかったことで、何より、そのすばらしさに心酔する。
 そして。
「毎日ログインして犯してやるよ。俺がログインできない間は、貸し出しOKで設定しておいてやるから、たっぷり稼いでこい」
 メニュー画面を開き、従者の設定を貸し出しOKにする。こうれば、ログインしていない間も他のプレーヤーは指定された金額を払えば自由に借り出すことができた。
 そうやって大金を稼ぐプレーヤーもいる。
 けれど、隆治は金が稼ぎたい訳ではなくて、綺麗な存在が汚され、ボロボロになり地に落ちていく様を見ることこそが、望みなのだ。
 そんな事を考えたただけで数発は抜ける。
「お、おゆるし……をっ、あひっ──、ひぃぃい──っ!」
 これからは、きっとログインの度にミサトの汚れた姿が見られる。
 ヒイヒイと泣き喚く姿が見られる。
 美しい自分だけの奴隷だけど、けれど、その身体は汚されてこそより美しく淫靡な姿となって、隆治をかき立てるはずだ。
 そう思うだけで、ずくりと下半身が疼き、勃起しきっていたはずのそれがさらに大きくなったように感じた。
【続く】