【檻の家】その後

 目覚めた敬一を待っていたのは、乾ききった体液で汚れた自分の体と床だった。  特に尻の下には、大きな痕が残っている。  それが、体内から取り出されたたくさんの精液の痕だとは、もうその頃には意識が飛びかけていた敬一には判ら …

【檻の家】(3)

 初めてペニスを受け入れ、刺激に熱を帯びた肉を、加藤のペニスが容赦なく最奥まで貫き、激しい抽挿を繰り返す。  激しい水音が室内に淫らに響く間も、乳首も首筋も腰も、そして手綱を結ばれたペニスを弄ばれた。  逆らうことを諦め …

【檻の家】(2)

 恐怖に動けない体に男達がのしかかる。  蒼白になり総毛だった肌に舌がいくつも這う。  腕や足に、乳首からヘソ、そしてさらに下へと舌が進む。  さすがに、三枝の舌が陰毛をかき分けながらも下に進み始めた時には、暴れたけれど …

【檻の家】(1)

 不景気になっている話を知らなかった訳ではない。  大学の修士課程にいる敬一には就職先の問題はあったけれど、見つからなければ院に残って研究を手伝え、と教授に言われているから、そこまでせっぱ詰まっていなかった。  だが、そ …