呪われた二人

呪われた二人 「あっ、くっ……」  掠れた音が喉から零れた。それより大きく忙しない濡れた音が背後からも響き続ける。  何度も何度も、時に激しく特にゆったりと、俺の身体を制御できるかのように。いや、確かに制御されているとし …